「Lamborghini車の部品製造のため、アディティブマニュファクチャリングにさらに努力とリソースをつぎ込んで前進していきます。また、Carbonとの協業により、可能性の限界を超えるクラス最高の製品を生み出すというビジョンを共有できるパートナーを見出したのです。」
Stefan Gramse
Automobili Lamborghini 最高調達責任者
2019年2月に協業を開始して以降、CarbonとLamborghiniはパートナーシップを拡大し、Lamborghini初のハイブリッド車SiánFKP 37の中央、側面両方のダッシュボードエアベントをデジタル製造します。 今年すでに、CarbonとLamborghiniは、LamborghiniのスーパーSUV Urusモデルの新しいテクスチャ付き燃料タンクキャップとエアダクト用のクリップ部品を生産しました。 3D造形されたエアベントを生産するこの新しいコラボレーションは、CarbonとLamborghiniのパートナーシップにとっての重要なマイルストーンであるばかりでなく、さらに広い意味では、先進的な自動車メーカーによる部品製造へのCarbonデジタル製造プラットフォームの採用という意義を示しています。
CarbonのDigital Light Synthesis™(DLS™)技術とLamborghiniの並外れたデザインと職人技の組み合わせの成果であるSiánFKP 37の最先端エアベントは、アドレナリンみなぎる加速感と快適さを提供し、最終的に運転体験を向上させます。
Lamborghiniは、UrusでのCarbonデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームの品質と効率性の経験を通じ、多くの部品のデザイン、設計、製造方法を変革し、より良い部品を生産しながら、製品開発も加速できることを認識しました。Lamborghiniは、Carbonプラットフォーム上で直接、デザインから生産に迅速に移行することによって、Siánエアベントの納期を12週間短縮しました。 従来製法に伴う時間と費用のかかる金型製作ステップは完全になくなりました。そして、Lamborghiniの全自動車部品に対する高い基準を考慮した上で、Carbon EPX 82材料がエアベントに選定されました。 EPX 82は、内装に関する可燃性、揮発性有機化合物、熱サイクル、熱老化テストにも合格しています。
「Carbonデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームによって、最初のコンセプトから展示車用の最終部品をわずか3週間で製作し、様々なデザイン変更を通して最高の結果を得られました。そしてその3か月後、生産への移行を果たしたのです。」
Maurizio Reggiani
Automobili Lamborghini 最高技術責任者
「Carbon DLS™技術の活用により、設計者とエンジニアがより良い部品を製作できるようになりました。部品のサプライチェーンを簡素化し、市場投入までの時間も短縮できました。今後、Lamborghiniは、より多くの労力とリソースを3D製造技術の活用に費やして、部品を製造していきます。従来の限界を超える最高級の製品を創造するという我々のビジョンを共有するパートナーを、Carbonとの連携で見出すことが出来たのです。」
Stefan Gramse
Automobili Lamborghini 最高調達責任者
Carbonは、Lamborghiniの調達、プロダクトチームと提携して、ソフトウェアと材料イノベーションを通じて、デザインやコスト改善を迅速に行い、リアルタイムで製品に適用させ、量産品質の部品をきわめて短時間で市場投入できることを誇りに思います。
「Lamborghiniには品質と性能に関する厳格な基準があります。Carbonデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームにより、他の製造手法では不可能な速度、品質、コストで顧客が部品を産み出せることを実証でき嬉しく思います。Lamborghiniとの仕事を拡大できることをこの上なく誇りに思います。」
Paul DiLaura
Carbon エンタープライズパートナーシップ担当副社長
CarbonとLamborghiniのパートナーシップは、美しさ、性能、技術を組み合わせたものです。Lamborghini並びにその他の大手グローバル企業とのパートナーシップを通じ、Carbonは隣接する市場における大量生産で得られた何年もの知見を、自動車業界向けの耐久性のある最終用途部品の製造に活用しています。企業は、Carbon プラットフォームとCarbonのDigital Light Synthesis™(DLS™)技術の使用により、より優れたデザインの革新的な部品や製品を以前よりも早く市場に投入するポテンシャルがあることを次第に認識してきているのです。