CarbonとFordが連携を拡大し、新たな耐久性最終部品をデジタル製造

2019年1月16日プレスリリース

世界有数のデジタルマニュファクチュアリングプラットフォームであるCarbonは本日、Ford Motor Company向け生産に適用された最初のデジタル製造樹脂部品を披露しました。部品には、Ford Focus HVAC(加熱、換気、冷却)レバーアームサービスパーツ、ニッチ市場向けFord F-150 Raptor補助プラグ、Ford Mustang GT500電動パーキングブレーキブラケットが含まれます。 両社は本日、デトロイト開催の2019年北米国際オートショー(NAIAS)のAdditive Manufacturing for Automotive Workshopでこれらの適用事例を共同発表しました。

 

Carbonは、ミシガン州レッドフォードにAdvanced Manufacturing Centerを開設したFordと、Carbonの堅牢で信頼性の高いプリンター、独自のDigital Light Synthesis™技術、耐久性のあるEPX(エポキシ)82材料を使用して、いくつかの新しいデジタル製造最終部品をデザイン、生産するためのコラボレーションを拡大しています。Carbonの耐久性のあるEPX 82材料は、選定された用途において室内耐候性、短期および長期の熱暴露、UV安定性、耐流体性、耐薬品性、可燃性(ISO 3795)、フォギング(SAEJ1756)といったFordの厳格な性能基準に合格し、これらの部品に最適な材料であることが検証済みです。

 

「Ford Motor Companyとのコラボレーションを通じ、デジタルマニュファクチュアリングの力を活用して、射出成形部品と同等またはそれ以上の特性を持つ耐久性のある最終部品を提供する多くの機会を非常に楽しみにしています。自動車業界は、量産目的でのデジタルファブリケーションの適用が大いに有望視されています。Fordとの協業は、製造手段を使用してデザインすることによって達成できるイノベーションの絶好の例です。」

Carbon CEO兼共同創設者 Dr. Joseph DeSimone

 

adidas、Johnson & Johnson、Vitamixなどの企業とのパートナーシップを通じてCarbonは、自動車、ヘルスケア、消費財といった業界の枠を超え、画期的な製品の製造を支援することで、従来の3D造形を超える本格的なデジタルマニュファクチュアリングを実現します。2018年11月、Carbonは最も広く使用されている樹脂の大幅な値下げを発表し、デジタル製造部品量産で対応できる市場を更に拡大しました。